
5タイプは、教育現場においてご活用いただけます。特に生徒の指導、具体的には、進路指導の場で生徒個人個人に合ったアドバイスやサポートを行うことが可能です。
タイプに合わせた質問を投げかけることができ、生徒の自己理解を深める積極的な聴き手になれる 進路指導では、教師がアドバイスをするだけでなく、まずは生徒の話をしっかりと聴くことが非常に重要です。
人生に大きな影響を与える進路選びですが、将来目指している方向性や職業が明確な生徒もいる一方で、具体的な進路を描けない生徒も数多くいます。 進路を考える際、生徒自身の自己理解は非常に大切です。
その際、5タイプを理解し、活用することで、全ての生徒に対して同じ方法で進めるのではなく、それぞれの生徒に合った質問を投げかけることが可能となり、生徒自身で気づくことができるようなサポートを提案できます。
例えば、
未来型の生徒には「30年後、50年後にありたい自分や叶えたい世界のために、逆算して必要なことは何?」
前進型の生徒であれば少し先を見据えた問いを。「遠い将来はわからなくとも、2、3年後にありたい自分はどんな状態?」
現在型の生徒であれば「自分の人生にとって大切なことはどんなこと?」と人生で大切にしたい価値観を問うような質問を。
後進型の生徒には振り返りの観点を中心に問いかけます。「これまでの経験から学べたことは?」「過去の経験をこれからに活かしていくには?」
宇宙型の生徒であれば「日々、自分が大切にしたいと意識していることは?」と問いかける、といったことをしていくと効果的でしょう。
学力だけでなく、個人の興味・関心や価値観、家庭環境なども考慮して、生徒が自分のペースで決められるようにサポートしながら、より具体的で実現可能な進路を提案できます。
